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ラテン語から見た英単語の語源

 ラテン語は、イタリアの南部のLatium(今はLazioと呼ばれる)の方言で、ローマ帝国の公用語だったそうな。ローマ教会の公用語でもあって、教会のミサなどで使われていました。
 そのため、現在でも学術関係の用語の端々にラテン語が残っています。例えば、生物の種名の命名はラテン語を使用するなどなど。

 英語の単語の半数ほどがラテン語系だそうです。日本人の感覚で言うと,
 漢字を覚える時に“へん”とか“つくり”とかから、その文字の成り立ちを覚えるような感じです。
 では,さくさくみていきましょー。

【名詞】
★amicus 友達。アミークスと読む。ブラジル人は呼びかける時などに『アミーゴ!!』といいます。これは友という意味と愛(アモール)という意味があるそうな。要は『愛する人よ!!』

★aqua アクア。単数だと水。複数だと海という意味になる。

★aurum 金。アウルムと読む。元素記号で金は“Au”と書く。

★diem natalem 誕生日。ディエムナターレンと読む。diem=dayで,natalemはフランス語で『Noel』とイタリア語で『Natale』という誕生日という語に繋がっています。

★ego 私。エゴと読む。エゴイストなどの元だと思われ。

★mercator 商人。メルカトルと読む。英語ではmerchant。メルカトル図法とかありますね。

★nihil 何もないこと。ニヒルと読む。ニヒリズムとかに使われています。

★studia 勉強。ストゥディアと読む。そのままstudyですね。これの語源は『努力する』ということのようです。

★thermas 浴場。(多分)テルマスと読む。英語でも『温度関係』のことはthermoがつきます。

★verva 言葉。ヴェルヴァと読む。よく見ると英語のverbに似ている。スペイン語ではverba(動詞)になっている。


【動詞】
★manent 残る。マネントと読む。これに接頭辞perをつけると,permanent(永久の)になります。

★dormit 眠る。(多分)ドルミットと読む。これは英語ではないけどフランス語にあるそうです。

★percussit 打つ。ペルカシットと読む。パーカッション(楽器?)の語源。


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