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12月の天気

●天気の特徴
ユーラシア大陸で高気圧が発達し,日本の東海上では低気圧が発達して「西高東低」の冬型の気圧配置が現れることが多くなります。 大陸から吹き出す冷たく乾いた季節風は日本海を流れる対馬海流(暖流)の上を通って水蒸気を含みます。 大気の上層が冷たく,下層が暖流の影響で暖かいため大気の状態が不安定となり,上昇気流が発生し積雲などが発生します。 この雲は発達して日本海側では雪や雨が降り,太平洋側では山越えの乾燥した風が吹くことになります。 日照時間が短くなったりします。

●日本の冬が寒い理由
偏西風により大気が西から東に流れる際,大陸において冷やされた空気が風下である西側に運ばれるのが原因の一つ。 ちなみに,風上が海洋の場合は大陸ほど空気が冷やされることはない。
つまり,日本の冬はユーラシア大陸のせいだということです。

●竜巻
竜巻は夏〜秋に発生することが多いですが,冬にも発生します。原因は,寒冷前線の通過や寒気の流入です。 発生数は少ないですが,弱いとは限らないので侮っていてはいけません。

●24節気
大雪(たいせつ) 12月7日 朝夕には池や川に氷を見るようになる。山も冬らしくなる。
冬至(とうじ) 12月22日 一年中で最も夜の長い日。かぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりする。

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