無色:沖積層 薄い水色:洪積層 茶色:第三紀〜第四紀火山岩類 濃いオレンジ:第三紀層(瑞浪層群など) 鮮やかな赤:後期中生代花崗岩類(苗木花崗岩など) 薄いオレンジ:中生代火山岩類(濃飛流紋岩類) 緑:手取層群 褪せた赤:船津花崗岩類 濃い水色:中・古生層(美濃帯など) 紫:飛騨変成岩類 |
鵜沼(うぬま・地図の2) | 三価の酸化鉄を含む赤チャートと二価の酸化鉄を含む青チャートが見える。木曽川沿いを歩いていると、泥岩や砂岩も見ることができる。 *2003.09.30 鵜沼巡検 付加体というものを始めて見た。付加体の構造を見ながら、鵜沼から木曽川沿いに上流へ歩いて行った。褶曲や小さな断層などなどを見た。 *アクセス:名鉄犬山線新鵜沼駅 | |
坂祝(さかほぎ・地図の3) | 坂祝褶曲
坂祝褶曲は衛星からも見ることができます。 *2004.05.25 木曽川野外実習 チャート露頭を方位磁針と巻尺を使って計って、スケッチした。 *アクセス:名鉄犬山線新鵜沼駅→JR鵜沼駅→高山本線JR坂祝駅 | |
郡上の鍾乳洞(地図の12) | (写真は大滝鍾乳洞) 美濃帯の石灰岩中に生じた断層が大量の地下水によって溶解、拡大されてできた鍾乳洞。 この鍾乳洞は上下によく伸びていて、滝もある。地下水で洗い流されるので白く、透明度が高い。 また、母岩の石灰岩にはペルム紀のフズリナ化石が大量に含まれる。 大滝鍾乳洞 |
神岡町 (地図の4) |
横山衝上断層 写真の右奥にある斜めの露頭を立体的に見てください。手前の白いのが砂岩で,その上が手取層群の泥岩だそうです。その面を延長して奥では,手取層群の上に船津花崗岩が乗っています。 船津花崗岩はジュラ紀,手取層群はジュラ紀〜白亜紀のものなので,新しい地層の上に古い地層がのし上がっている(衝上断層)ことになります。 |
宮村 (地図の5) |
濃飛流紋岩 濃飛流紋岩は実際は流紋岩ではなく熔結凝灰岩。名づけた人がまちがったとか。濃飛流紋岩は火砕流として大量に噴出された火山灰が自らの熱と重さによって溶けてくっついてできたものです。結構硬いです。 |
小坂町 (地図の7) |
巌立の柱状節理 この時期の終わりごろに御嶽山(3,067m)の火山活動初期の噴出物である摩利支天第六熔岩(安山岩質)が渓谷に沿って17km流下しつつ形成された柱状節理です。六角形の柱状節理はあまりみれませんが四角〜五角形が多いです。 |
春日村 (地図の9) |
揖斐川の上流 石が多い所に来る時は底のつるつるになったスニーカーで行くのではなく,滑らない靴で行くのがいいなと切に思います。 今回の巡検の目的は,春日村付近の接触変成作用の観察です。ハンマーで石を割って新鮮☆な面を出します。表面は風化されているので,中身を出さないとわからないことが多いのです。ちなみに,ハンマーはとがったのと丸いのがありますが,固い石を割る時は丸い方で叩き割ります。 | |
春日村 (地図の9) |
バラ輝石 石を割るとこんなピンクのが出てきました。(割ったのは私ではありません(苦笑))。ここの石は珪灰石などステキなものがたくさんあって感激しました。鉱物とか好きな人は行ってみるといいと思います。 石の拡大写真はまいStoneこれくしょんの中にあります。 |
ひるがの高原(地図の10) | 分水嶺 池です。この水は日本海側に行く水(庄川になる)と太平洋側に行く水(長良川になる)が分かれるところです。ところで「ひるがの」って「蛭ヶ野」って書くようです。たしかに湿地だからなぁ。 | |
ひるがの高原(地図の10) | もっと詳しい図発見。このように流れていくようです。 |
瑞浪市 (地図の6) |
温泉とは名ばかりの池でした。成分的には温泉なんでしょうね。 でもこの温泉すごいのです。水と一緒にガス(主にメタン)が出ますがその中のHeやArの元素の割合を調べると,地震前に色々と変化が起こるのです。 阪神大震災のときも1時間前くらいに元素の量が増えていたそうです。でもどこで起こるかわからないし,起こった後で変化に気付くから地震予知にはならないそうです。 |
神岡町 (地図の4) |
岐阜県神岡町に到着して,そこからバスでふしぎなトンネルを走ってカミオカンデに到着。 写真はカミオカンデの水槽の真上の風景です。宇宙に興味があると言っていた後輩はとても感激してはしゃいでいました。 |
川上村・福岡町・付知町・加子母村…etc. |
阿寺断層は岐阜−長野の県境付近を北西−南東方向に走る長い断層です。 *私の卒業論文はおおまかに断層とその周辺岩盤の割れ目の特徴と分布についてという感じのものです。阿寺断層で調査を行いました。 |