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箱根温泉と泉質

峠と温泉と寄木の街箱根に行ってきました。
関東の人にとってはちょっとしたときに行く観光地らしく、3連休はよく込んでいました。


場所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本

箱根登山鉄道。80パーミル(1000分の80=1m走る間に、80mm登る)の勾配を登ります。箱根の坂はかなりきつい><スイッチバックはもちろん、特殊なブレーキを使っているようです。 箱根からだいぶ登ったところにある大涌谷です。大湧谷では酸性噴気(原因は硫黄)による地盤の粘土化変質が深刻で、大規模な地滑りの発生を回避するために、多数のボーリング孔で火山蒸気を排気しているそうです。 大涌谷名物、黒たまご。80度の温泉の中で茹でると、硫化鉄がついて黒くなります。食べると7年長生きできるらしい。 東海道中で箱根に泊まった人へのお土産で渡したのが始まりらしい寄木細工が名物です。金指寄せ木工芸館ではコースター作りの体験ができます。

特徴
江戸時代には東海道に沿った温泉として繁栄。
泉質の種類も多く、関東から車でも電車でも行ける点が人気の秘密。
泉質の違いは火山(今の神山あたり)からどの程度離れているかによるようです。以下は火山から近い順に有名温泉を紹介。

大涌谷温泉(大涌谷で自噴する温泉と、火山性蒸気に山清水を吹き当て造成した温泉を混合している)
泉質:硫酸塩・塩化物泉
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛

姥子温泉(金太郎がここで目の傷を治した)
泉質:単純温泉、カルシウム-硫酸塩泉、ナトリウム-硫酸塩泉
効能:眼病・神経痛・関節痛・冷え性

宮ノ下温泉(数々の著名人が宿泊した富士屋ホテルがあることで有名)
泉質:ナトリウム・塩化物泉
効能:神経痛・関節痛・冷え性

箱根湯本(神山から一番離れているが、交通の便が一番よい)
泉質:単純泉・アルカリ性単純泉
効能:神経痛・関節痛・動脈硬化

地質
このページ↓がとても分かりやすいので、おまかせします。
箱根の温泉はどうやってできるか?

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