TopPage巡検日記

岐阜県瑞浪地域

 瑞浪には過去5回(1年生のときも含め)行きました。瑞浪市の博物館周辺にある地層はほぼ水平で非常にわかりやく、しかも松ヶ瀬町の河原では化石を掘ることもできます。でも「なんで岐阜みたいな陸のほうで砂岩とか堆積するんだろう」とか思ったら結構奥深いものがあります。

【瑞浪市の場所】
瑞浪市は岐阜県の南東にある山っぽい市です。
岐阜県の地図

【概要】
*アクセス:JR中央線瑞浪駅から徒歩20分くらい
*ベストスポット:瑞浪市化石博物館付近のへそ山
*おいしいもの:駅前にある胡桃入り五平餅 *見える層:瑞浪層群明世累層(新生代新第三紀)
 戸狩層山野内層狭間層
岩相凝灰質中粒砂岩。色は黄色がかっている。中粒砂岩〜シルト岩。色は茶色。泥岩・火山灰・軽石からなる。色は緑がかった灰色。ざらざらした感じがする。
化石ノジュールが等間隔で層状に多く並んでいる。生痕化石も多い。ノジュールも生痕化石も少ないけど、ある。ノジュールはない。木炭の焼け跡がある。
タフ(凝灰岩)アベックタフ(2本の凝灰岩の層がアベックっぽいらしい)Ylタフ・Yl-uタフなど、計6本のタフがある。名無しのタフ。褶曲と断層を見ることができる。
堆積時の環境ノジュールや生痕化石が多いので、暖かく浅い海で堆積したと考えられる。化石が少なくなってきたので、寒冷で深い海で堆積したと考えられる。斜交層理が見えるので、激しく堆積したと考えられる。また、木炭の焼け跡は山火事があった証拠となる。


【露頭情報】
 場所みどころ
へそ山(化石博物館から見える山)戸狩層と山野内層の境界を見ることができ、両者の違いを見ることができるベストスポットです。山に登る道沿いにもしっかりと露頭があるので、柱状図を作りやすいです。
松ヶ瀬町の土岐川の河原適当に石を割ると,貝とか葉っぱの化石が出てきます。サメの歯も見つことがあるそうです。化石を採取禁止区域があるのでそこは掘らないように。
へそ山頂上の奥へそ山を登りきると、コンクリートでない散歩道が現れます。そこの奥に行くと狭間層をほんの少しみることが出来ます。説明の看板もついています。
瑞浪市民公園グラウンド横山野内層と狭間層の境界を見ることができます。狭間層をたくさんみることができます。
明世小学校小学校の入り口から校門までの長い道沿いに戸狩層と山野内層を見ることが出来ます。へそ山で見れた一部のタフを見ることはできませんでした…。

【過去の巡検】
■1回目 2003.05.31
 地層が見えるスポットをおおまかに見た。ただし、台風が接近していたので土岐川に行くことは出来ませんでした。

■2回目 2003.09.29
 柱状図を作ることが課題でした.簡単な測量をしながらへそ山を登りながら何mのところにどんな特徴があるとか、走行傾斜を計ったりしました。

■3回目 2003.12.07
 地質調査の練習その1です。ルートマップ(どこにどんな地層が見えたかを書いた地図)を書き、それを元に地質図を描く、という課題をしました。

■4回目 2003.12.13
 地質調査の練習その2です。今回は主に補足調査というのをしました。地質図をもとに、境界が見えそうなところがないか探しました。これは結構おもしろい。

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