四万十帯 | 三波川帯 | 中央構造線 | 領家帯 | |
岩相 | メランジュ、砂岩・泥岩・礫岩。美濃帯に比べて海洋性岩石(チャート・玄武岩)が少ない。 | 緑色片岩・苦鉄質岩。ガーネットが出る。 | Median Tectonic Line(MTL)という。九州から関東まで1000km以上にわたって続く日本最大の大断層。 | 弱変成の片麻岩と、貫入した花崗岩。 |
できた時の環境など | 白亜紀後期の付加帯。浅いところで形成された。 | 高圧変成帯。地下数十kmの深さで形成された。 | この北に領家帯、南に三波川帯が対になって存在している。 | 高温変成帯。中央構造線近くで変成度が高く、離れると低くなる。 |
場所 | みどころ | |
<1>与島 | 瀬戸大橋のPAでの露頭。領家帯の花崗岩だそうです。 | |
<2>大山岬 | 四万十帯の砂岩。石英脈が多く入っています。 | |
<2>大山岬 | 四万十帯の礫岩。淘汰度、円磨度ともに悪いです。上の露頭と非常に近いところです。四万十帯では上下関係、切った切られたの関係が大事だそうです。 | |
<3>五色が浜 | 四万十帯のメランジュ。メランジュは断層岩(変形岩)でいろんなものが混ざっているもの。フランス語でのmixだそうです。 | |
<4>中央構造線 | 愛媛県です。落差が激しく、平地と山地がくっきり分かれています。この山に登るときも坂が非常にきつかったです。 | |
<5>瀬場谷 | 瀬場岩帯というそうです。三波川帯の泥質片岩(多少もろくてゆるやかな斜面)と塩基性片岩(硬くて急な斜面)の境界。蛇紋岩やタルク(モース高度1のやつ)が出ていました。写真にはないですが、赤石岩帯(かんらん岩)という地下深くで出来たのに相当上にある岩石も見てきました。相当な斜面(というか岩)で、落ちたら確実に死ぬなと思いました。 | |
マイントピア別子 | 別子付近の三次元図です。 |