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空港の気象台

 2005年2月2日に、東京航空地方気象台(羽田)の見学会に行ってきました。
普段見ることのできない空港の気象台を見ることができたし、そこで会った人とも仲良くなることができてよかったです。

*アクセス:京浜急行羽田空港行き、または山手線浜松町から東京モノレールに乗る。

◆羽田の気象台でやっていること
(今は国際線にしかないそうですが、)空港の気象台では、飛行機がちゃんと着陸・離陸できるように、観測や予報をしています。
いくつか部署がある中で、この見学会では4つ見学しました。

観測 予報 通信 火山灰センター
空港の全体図と、各観測点の値(風向・風速・気温etc.)です。 たくさんの観測資料や、予報。全部当日のものです。 通信がないと、結果を伝えることが出来ません。 ぼやけてます…。こんな感じで文書と図で報告・予報をします。

【観測】
 飛行機の離着陸に影響を与える、風・視程・雲の観測をしています。羽田は滑走路が3本あり(そのうち増える予定。日本一。)、その滑走路の風を測るのに5つ風向風速計があります。
 視程は、滑走路のライトがどのくらいの距離で見えるかといったもの、雲の観測は雲の高さを測っているそうです。
観測は30分おきの定時観測(24時間)を基本として、見通しが悪いときとかに特別観測をします。
*見学会の時も定時観測があり、00分の5分前にアラームが鳴ってました。たぶん風向風速の観測。

【予報】
 飛行場および飛んでいる飛行機の付近の予報をしたり、警報を出したりします。予報では、普段私たちがみるようなのだけではなく、飛行機が飛ぶときに必要な予報(ジェット気流・積乱雲・晴天乱気流etc.)もしています。
*北風が吹いているときは南から降りるようにするそうです。

【通信】
 観測や予報のデータを、まず気象庁そして航空関連会社や空港の管制塔に送るのに必要な通信設備をしています。機械が9年前で、今のインターネットほど便利ではないそうですが、今年の秋くらいに新しい機械が入るそうです。

【火山灰センター】
 日本では羽田にしかなくて、世界でも9つしかないレアなセンターです。日本だけでなく、フィリピン北部〜カムチャッカ半島まで管轄しています。
 なぜ火山灰の観測をするかというと、火山灰によって最悪エンジンが停止し、他にも機器が壊れたり窓が汚れたりするからです。それで観測だけでなく、火山灰の広がりの様子を予報したりします。


*これらの情報を最終的に判断するのは、各旅行会社や管制塔だそうです。
*今度できるセントレアにも羽田ちょい下レベルの航空地方気象台が出来るそうです。
【おまけ:東京一人旅】
青春ドリーム2号 秋葉原 新宿 羽田
22:00 名古屋発青春ドリーム2号に乗る。(5000円) 8:00 暇なので秋葉原に行ってみるけど店が開いてない。昼以降に来るべき。 10:00 新宿に行ってみる。都庁発見。他にも変わった建物がたくさんありました。 13:30 羽田の見学会開始。このアングルで飛行場を撮ることはなかなかないよー。

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