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Step1:観天望気の基本


観天望気では、前線を伴う低気圧の移動の仕組みを理解するのがまず第一歩です。

●中学で習う「前線」



気温のちがう気団どうしがぶつかったとき、「前線」と「前線面」ができます。

「前線」…前線面と地表が交わった部分の線
「前線面」…両気団の接触面

寒気団と暖気団が同じ勢力なら、前線は動かないので停滞前線になります。


この図は低気圧の前線を輪切りにしたものなので、実際の生活ではよくわからない面です。
よく見る天気図とあわせると、↓のようなことになっています。

●前線を上から見た図と、横から見た図

私たちは移動せずに低気圧の通過を見るので、この図の右の雲から1つずつ左の雲を見ることになります。

つまり、このように雲が西から東に流れていったら、雨を降らせる雲が近づいてくることが分かるのです。

●注意:雲の「変化」を見る

空をちょっと眺めただけで,その後の天気の変化を予想するのはタブーです。
条件が同じ雲が出ることはよくあります。そのまま消えることもあるので、必ず変化を見て判断するようにしましょう。

次は、一番当たりやすい春・秋の天気についてです。

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