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Step2:春・秋の天気

高気圧と低気圧が一定周期でやってくる春・秋は観天望気に適しています。

●春・秋の特徴

 この季節は、高気圧と低気圧が交互にきます。天気予報で「西からの移動性高気圧が…」というのをよく聞く季節です。

●天気図と雲の関係

天気図説明

巻雲
高気圧に覆われているときは、雲が少なく晴れです。しかし、低気圧が近付くにつれて雲が多くなります。
雲が近付くときは、まず高い雲から現れます。
とても晴れた空に一つだけぽつんとある積雲を「蝶々雲」と言いますが、これが現れたときも低気圧が近付いていることもあります。
※写真は鉤状巻雲。偏西風に流されて伸びています。水分を含んだ湿った感じがするのが雨が近いときの特徴です。

高積雲
高い雲が見えてから雲が低くならない場合は、ただの高い雲である可能性が高いです。
雲の高さが低くなっていくと、低気圧が近付いているということになります。

乱層雲
だんだんと低気圧に近づいてきました。しとしとした雨が降ります。
ただし,観天望気ではいつ雨が振るのかまでは予測できません。
経験を積めば分かるようになるかも?

晴れ
低気圧の温暖前線が通り過ぎたら、しばらく晴れ間があります。
これは、低気圧の中心から離れるほど長くもち、近いほど次の寒冷前線にぶつかります。

積乱雲
晴れ間が終われば寒冷前線に入ります。 このとき、温暖前線のような変化はないので、西の空(雲の来る方向)を見て、背の高い雲があると、そろそろ短時間に雨が降ることになります。

次は、観天望気に欠かせない雲の種類についてです。

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